「オープン価格」って何?メーカー希望小売価格との違いを分かりやすく解説

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家電や日用品などを調べていると、メーカーの商品ページに「オープン価格」と書かれていることがあります。

「結局いくらなの?」

と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

一方で、「メーカー希望小売価格○○円」と具体的な価格が書かれている商品もあります。

今回は、意外と分かりにくい「オープン価格」と「メーカー希望小売価格」の違いについて紹介します。

家電量販店の売り場イラスト

「オープン価格」とは?

オープン価格とは、メーカーが希望小売価格を設定していない商品に使われる価格表示です。

そのため、メーカーの商品ページやカタログを見ても、

「オープン価格」

と書かれていて、具体的な金額が掲載されていないことがあります。

ただし、「商品の販売価格が決まっていない」という意味ではありません。

実際に私たちが商品を購入するときの販売価格は、それぞれの販売店が決めています。

そのため、同じ商品でもお店によって販売価格が違うことがあります。

「メーカー希望小売価格」とは何が違う?

メーカー希望小売価格は、その名前のとおり、メーカーが販売価格の参考として示している価格です。

例えば、メーカー希望小売価格が10,000円の商品でも、必ず10,000円で販売されるわけではありません。

実際の販売価格は、それぞれの販売店が自主的に決めるのが基本です。

メーカー希望小売価格は、メーカーが小売業者に対して参考として示す販売価格です。実際の販売価格は、原則として小売業者が自主的に決めます。

簡単に整理すると、

「オープン価格」

メーカーによる希望小売価格が設定されていない。

「メーカー希望小売価格」

メーカーが販売価格の参考となる金額を示している。

という違いがあります。

どちらの場合でも、私たちが実際に購入するときの販売価格は、販売店によって異なることがあります。

「メーカー希望小売価格10,000円→7,000円」の30%OFFとは?

家電量販店などでは、

メーカー希望小売価格 10,000円

販売価格 7,000円

30%OFF

といった表示を見かけることがあります。

メーカーが実際に設定し、公表している希望小売価格が10,000円であれば、それを基準に販売価格がどのくらい安いのか比較することができます。

一方、オープン価格の商品にはメーカー希望小売価格がありません。

そのため、「メーカー希望小売価格から○%OFF」という比較はできません。

なお、消費者庁では、実際にはメーカー希望小売価格が設定されていない商品について、メーカー希望小売価格があるかのように表示して販売価格の安さを強調すると、不当な価格表示に該当するおそれがあるとしています。

オープン価格の商品はどうやって相場を調べればいい?

オープン価格の商品を購入するときは、同じ商品の実際の販売価格を複数のお店で比較してみると分かりやすくなります。

特に家電などの場合は、商品名だけでなく「型番」まで確認すると、同じ商品を比較しやすくなります。

また、購入するお店を選ぶときは、商品本体の価格だけでなく、

送料

ポイント還元

保証

設置費用などの付帯サービス

といった条件によって、実際の負担や受けられるサービスが変わることもあります。

表示されている金額だけでなく、自分が必要としている条件まで含めて比較すると選びやすくなります。

「オープン価格」を見ても困らなくて大丈夫

「オープン価格」と書かれていると、「値段が分からない」と感じてしまうかもしれません。

でも、意味が分かればそれほど難しいものではありません。

ポイントを整理すると、

オープン価格は、メーカーによる希望小売価格が設定されていない商品

メーカー希望小売価格は、メーカーが販売価格の参考として示している価格

実際の販売価格は、販売店が自主的に決めるのが基本

オープン価格の商品を購入するときは、複数のお店の実際の販売価格を比較すると分かりやすい

ということになります。

次に家電などを調べていて「オープン価格」という表示を見つけたら、販売店では実際にいくらで販売されているのかチェックしてみてはいかがでしょうか。

※この記事は2026年9月時点の公正取引委員会・消費者庁の公開情報をもとに作成しています。

参考:公正取引委員会「流通・取引慣行に関する独占禁止法上の指針」

参考:消費者庁「二重価格表示」